香港の民主化デモを自分目線で眺めると
香港で真の普通選挙を求めるデモが始まって2ヶ月ほど経過しました。
中国共産党の意向に沿った人間しか立候補出来ない様な選挙制度へ改変される
事への反発から香港の金融街であるセントラルを学生を中心に占拠しています。
デモが始まった当初はかなり盛り上がっており、学生側も何とか香港政府と
交渉のテーブルに着きましたが物別れに終わり、結局進展は無いままになっています。
学生側はどこを落とし所に考えていたのか分かりませんが状況は良く無い様に
思います。
日本人の自分としては香港やマカオは今の自由な発言や行動が許される場所で
あって欲しいです。中国本土では天安門事件の検索も出来ませんし、facebookや
googleも基本的には使えません。中国政府が常に情報を検閲しています。
香港もマカオも返還から50年は高度な自治を一国ニ制度に基づいて許されています。
逆に言うと51年目からは中国政府(共産党)が自分たちのスタイルで支配するよと
言っているわけで、今回の選挙制度改革も将来への布石でしょう。
いきなり全部変化させるのは無理があるので少しづつ中国政府の考え方や支配を
強めて行くのだと思います。
香港の人もマカオの人も日本人からすれば中国人ですが本人達は香港人でありマカオ人
であると考えているので、中国共産党に支配される事への抵抗感はかなりあると思います。
そりゃあ今まで欧米流の自由な考え方や民主主義・資本主義だったのが
本人達にしたらたまったもんじゃないですよね。逆なら有りだと思いますが。
はい、明日からfacebook禁止です!とかなるんですかね(笑)
ただ現実問題として香港もマカオも中国なので本国の流れには逆らう事は難しいでしょう。経済的には中国の本土からかなりの恩恵を受けていますし、軍事力も共産党が
握っているので正面切っては戦えないと思います。
今後一国ニ制度が終わりに近づくにつれて香港もマカオも中国化が進むでしょう。
そうなると愛国教育や反日教育の影響も大きくなると思うので日本人には住みにくい
エリアになるのでは無いかと予想しています。
そうならない為にも香港の学生達には頑張ってもらいたい。
厳しい闘いだとは分かっていても、彼らを応援しています。
加油!香港!